スタバとドトールの違いを徹底比較!売上や店舗数はどっちが多い?
コーヒーを飲むならばスタバ、それともドトールどちらでしょうか。どちらも有名なコーヒーショップですがそれぞれ異なる個性をもっているため、コーヒー党の間でもどっちが好みか意見が分かれるのが定番です。
ここではスタバとドトールの売り上げから店舗数まで、その違いを徹底比較してみます。
まずはスタバとドトールの店舗数を比較してみよう
スターバックス
スタバはシアトル系コーヒーを日本に知らしめた存在で、1996年に日本1号店をオープンしました。47都道府県すべてに出店し、その知名度は全国区となっています。
2019年6月現在のスタバの日本での店舗数はライセンス店を含み1,434店舗。かなりの多さです。単純に都道府県の数で割ると各県に30店舗ある計算です。実際には東京や大阪などの都市部に集中しているので、そういった都会では県内に100か所以上ある、ということになるのでしょう。
かなりの数の店舗数ですね。
ドトール
では、ドトールはどうでしょうか。ドトールは日本のドメスティックなコーヒーショップです。ドトールコーヒーショップの1号店登場は1980年。スタバの登場よりもかなり前のことになります。
2019年6月現在のドトールコーヒーショップの店舗数はフランチャイズ含め1,307店舗。スタバにはわずかに及びませんが、それでも1,000店を超える規模での展開です。ドトールもまた全国47都道府県に出店しています。
スタバとドトールの売上をチェック
ドトールは損益計算書を公表していますが、スタバは2015年に上場廃止しているので売上高などの業績を公表していません。
そのため帝国データバンクの「喫茶店・カフェ経営業者1,180社の経営実態調査」を参考にすると、2017年のスタバの売上高は1,709億8,400万円、ドトールは725億6,000万円となっています。
これはこの調査対象の事業者では1位、2位の数字ですが、2位のドトールは1位のスタバにダブルスコア以上の差をつけられていることがわかりますね
店舗数ではそれほどの差はありませんでしたが、売上高では大きな違いがみられます。
まとめ
この売上高の違いを生んだのは何でしょうか。もちろん価格設定が異なりスタバの客単価が高いということも関係しているとは思いますが、そのほかにもさまざまな要因が考えられます。
スタバとドトールはそもそもコンセプトが違うので店舗のインテリアなども大きく異なります。スタバは若いおしゃれな人たちをターゲットにしたスタイリッシュでくつろげる空間、そしてフラペチーノなどの斬新なドリンクを武器にしてきました。
対してドトールはシンプルな空間で手軽にコーヒーを楽しむことができるのが売りでした。しかし最近ではコンビニのコーヒーの品質が随分と良くなり、ドトールよりも低価格でおいしいコーヒーが楽しめるとあって、ドトールの地位がコンビニコーヒーに脅かされているのではないかと考えます。
「モノ」を消費するのではなく「コト」にお金をかけるように時代は流れている、といわれるようになってしばらくたちますが、カフェなどにもその流れが来ているのかもしれません。
コーヒーやドリンクそのものの品質も大切ですが、わざわざその店に出かけて行ってそこでコーヒーを買いたい、味わいたいと思わせるような空間やサービスなどが求められている、といったことがこの売り上げの差に表れているのかもしれません。
■参考サイト
https://www.starbucks.co.jp/
https://www.doutor.co.jp/
wikipedia
wikipedia
tdb
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