千疋屋総本店と銀座千疋屋の違いは?どちらも高級フルーツ店だけど…
高級フルーツといえば「千疋屋」。そういった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。お中元やお歳暮、お見舞いやお礼などに高級フルーツを送る場合は「千疋屋」ならば安心、といったイメージがありますよね。選りすぐりのフルーツをふんだんに使用したスイーツもまた魅力的。
でもちょっと待ってください。一言で「千疋屋」といっても、「千疋屋」には「千疋屋総本店」や「銀座千疋屋」など、その名を冠したお店が複数存在します。この違いっていったい何でしょうか。
そういった疑問を解決すべく、千疋屋総本店と銀座千疋屋の違いをまとめました。
高級フルーツの代名詞の「千疋屋」
千疋屋は江戸時代末期に埼玉県で創業され、180年以上の歴史を誇るフルーツのお店です。明治維新直前の1864年頃にはフルーツ以外にも缶詰やドライフルーツ、かき氷など幅広くフルーツ関連の製品を取り扱うようになっていたようです。
また品質の高さが認められて徳川家御用商人に取り立てられるなど、すでに江戸時代から高級路線を歩き始めていたことがわかっています。
そうして徐々に規模を拡大していった千疋屋ですが、千疋屋はそこで働いてきた番頭にのれん分けをして独立させました。それが「銀座千疋屋」と「京橋千疋屋」です。もとの千疋屋は「千疋屋総本店」と呼ばれるようになり、現在に至っています。
今では資本関係はないようですが、もともとは同じお店だった千疋屋総本店と銀座千疋屋。いずれも高級フルーツのお店として、現在も多くの人に愛されています。
千疋屋総本店と銀座千疋屋の違いって?
いずれも高級フルーツを扱う、といったところでは変わりません。フルーツを使用したさまざまなスイーツやジャム、コンポートや焼き菓子、フルーツサンドなどもそろいます。
大きく異なるのは千疋屋総本店にはフルーツパーラーはもちろん、店舗によってはフルーツバイキングを行っていること、また本店には本格的な肉料理や海鮮料理、ワインなどを提供するレストランがあることでしょう。ジューススタンドを併設した店舗もあります。
銀座千疋屋にもフルーツパーラーはありますが、バイキングやアルコールの提供はありません。ランチタイムにはパスタやサンドウィッチが登場しますが、あくまでもフルーツパーラーという位置づけです。
ジューススタンドは銀座千疋屋にはありません。
どちらもフルーツを扱っていることには変わりありませんが、こういった部分での違いがあるようですね。
まとめ
千疋屋総本店
・フルーツパーラーあり
・フルーツバイキングを開催(店舗による)
・ジューススタンドあり(店舗による)
・ワインや本格料理をサービスするレストランあり(本店のみ)
銀座千疋屋
・フルーツパーラーあり
・フルーツバイキングなし
・ジューススタンドなし
・レストランなし
■参考サイト
https://www.sembikiya.co.jp/
https://ginza-sembikiya.jp/
wikipedia