高級チョコレートと安いチョコの違いは?カカオの種類や含有量が鍵
2018/02/08
最近はカカオの含有量が高い本格派が、美容やダイエットに良いといわれて人気がありますね。高級チョコレートはショコラティエが手作りしていたり、安いチョコレートは大量生産ですが乳酸菌入りなど機能性のあるものが出てきたりして選ぶのも大変ですが、値段によって質に違いはあるのでしょうか?
カカオ豆の種類を見てみた
カカオ豆とは、カカオの種子のことでチョコレートやココアの主な原料です。
カカオにも品種があり、クリオロ種は独特の香りを持ち苦味は控えめで、メキシコを中心に小規模で栽培されていますが高品質で人気があります。
アマゾンが原産のフォラステロ種は苦味が強く、現在はこの種が広く使われています。
そして、この二つのいいとこ取りの交配種でトリニタリオ種というものもあります。
チョコによってカカオ含有量は違う
ハイカカオチョコレートはカカオ含有量が70%以上のものをいい、カカオ21%以上のものがチョコレートとされています。それ以下だと準チョコレートに含まれます。
この他にココアバターや脂肪分の配合により細かく分けられています。
カカオを育てるにに4年かかるが・・・
カカオは樹木の種子なので、花が咲いて実がならないと収穫できません。
けれども、花を咲かせるまでに4年かかるので、種を植えてからチョコレートになるまでにはとても長い時間が必要になります。
また、カカオを育てるのに非常な手間暇がかかるにも関わらず、生産者が十分に暮らしていけるほどの収入が得られないのが現状です。学校にも行けない児童労働者も多くいます。
カカオ豆の価格の高騰も影響
2014年に菓子メーカーが揃ってチョコレートの値上げをしたのを覚えていますか?
カカオの主な産地で悪天候が続いて収穫量が減り、よりお金になる作物を求めて生産者がカカオの栽培をやめてしまうことが起きたからです。
また経済発達のめざましい新興国でチョコレート需要が高まっているため、カカオの取り合いで価格上昇を招いています。
まとめ
多くのチョコレートには使いやすく手に入れやすいフォラステロ種が使われています。
反対に高品質で希少価値も高いカカオのクリオロ種は、さらに値段も高くなりスーパーなどで売られている安いチョコレートではまず使用していません。
そしてカカオの価格自体が高騰しているため、カカオ含有量が高いチョコレートの値段が高めなのはこうした背景があるからです。
このため使用しているカカオの種類と含有量の違いが価格の差を生んでいるのです。
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