とらやと虎屋本舗は同じなの?創業や違いをまとめたよ
2019/03/30
「とらや」と聞いて思い浮かぶのは羊羹ですか?虎焼きですか?
実は羊羹の代名詞である「とらや」と虎焼きのおいしい「虎屋本舗」というお店は別会社です。うっかり「とらや違い」をしたことがあるのは私だけではないと思います(笑)
とらやと虎屋本舗の違いを見ていきます。
とらやと虎屋本舗は別物!
パッケージに平仮名で書かれたとらやは「株式会社 虎屋」。得意分野は羊羹。とらやの扱う和菓子は上品で、贈り物や御遣い物に最適ですね。
〈とらや〉小形羊羹12本入 ようかんK-12[A]glm【RCP】羊羹 ようかん 羊かん _Y140729200002_0_0_0
一方虎焼きの虎屋は「株式会社 虎屋本舗」で得意分野はどら焼きならぬ虎焼き。
同じ和菓子銘菓ですが、まったくの別物です。
虎屋本舗でおすすめなのは虎焼きももちろんですが、たこ焼き、餃子にコロッケといった「本物そっくりスイーツ」。
超メジャーなたこ焼きだけネタばらしすると、たこ焼きそっくりな…シュークリーム!
見た目、たこ焼きにしか見えません(笑)
スイーツ【虎屋本舗】たこ焼きにしか見えないシュークリーム【桃太郎市場】【ポイント10倍】【クール便】
これはとらやにはちょっと出来そうにないサプライズかもしれません。御遣い物には不向きなのでTPOを考えてチョイスして下さいね。
とらやの創業はいつ?
とらやの創業は室町時代後期にまで遡ります。
1501年に京都で創業し御陽成天皇の在位中から御所より御用を承ります。そして時代は明治に移り、東京遷都とともにとらやも東京へ上京し現在に至ります。
平成になりとらやは海外進出をも果たします。
長い歴史の中で有名な事件でもある「京都大火」では、とらやも大打撃を受け経営危機に。
それでも吸収合併や店舗の移転・工場の増設によりとらやは拡大。
創業500年余りという超老舗ですが、老舗が激動の時代を生き抜くのは並大抵の事ではありません。
伝統や技術など守り続けていかなくてはいけない事が多い反面、新しい事に挑戦していかなくては生き残る事はできません。
紆余曲折を経て、500年もの間人々に愛される和菓子を作り続けているとらやはやはり老舗の代表格と言えます。
虎屋本舗の創業はいつ?
江戸初期に虎屋本舗は兵庫で廻船問屋と染物屋としてスタート。
そして初代福山藩主から頼まれ伏見櫓を運びましたが、この時の褒美として福山の土地を拝領し宿老を仰せつかり福山に移住する事になりました。
元和六年(1601年)に菓子匠を開業。
元和八年正月、福山城築城の際に催された茶の湯の会で御菓子を献上したところ、藩主がこのお菓子をいたく気に入り福山藩御用御菓子司として商いが本格的にスタート。
これが虎屋本舗の始まりなのです。
伏見櫓を運ばなかったら、褒美に福山の土地を拝領していなかったら、虎屋本舗は誕生していなかったのかもしれませんね。
さらにこれだけではありません。
広島と言えばやはり原爆投下により街が一瞬で焼け野原になったのは、誰もが知っている歴史。
当然福山も焼け野原状態になり、虎屋の工場も焼失しました。
ですが、地下に貯蔵していた小豆と砂糖を当時の社長が掘り起し再起を果たします。
「美味しい餡子を拵えろ。絶対に味を落とすな」
この先代の遺言が今も受け継がれ大事にされています。
虎屋本舗の「虎焼き」の生地はしっとりしていて餡子とのハーモニーが何ともいえない美味しさ。そっくりスイーツも楽しいのですが、虎焼きは間違いなく虎屋本舗の代名詞でしょう。
虎焼きなら御遣い物にもおすすめです。
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まとめ
・とらやは京都にて創業室町時代後期に創業
・とらやはどれも上品だが羊羹が看板商品
・虎屋本舗は広島県福山で江戸時代後期に創業
・虎屋本舗は虎焼きが看板商品だがそっくりスイーツもおすすめ