ハーゲンダッツバニラが美味しい理由は原材料の産地と品質にあり!
2017/09/15
ハーゲンダッツのバニラを初めて食べた時の感動は今でも忘れません。あれから数十年。ハーゲンダッツからは様々な新作フレーバーが登場し、その度にその美味しさに幸せを感じますが、やはり原点はバニラですよね。原材料であるバニラビーンズの産地や成分について見ていきますね。
ハーゲンダッツバニラの原材料はシンプル!
ハーゲンダッツバニラの原材料はいたってシンプル!
クリーム、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄、バニラ香料、(原材料の一部に卵白を含む)
出典:http://www.haagen-dazs.co.jp/products/minicup/vanilla.html
安価なアイスには様々な添加物が入っていたりするのですが、ハーゲンダッツのこのバニラ、これらのシンプルな原材料だけでつくられています。それだけで脱帽です。
原材料がシンプルなのに、ものすごく美味しい訳ですから、原材料選びには相当なこだわりがあるはず。
原材料のバニラビーンズが半端ない!産地はマダガスカル
原材料に「バニラ香料」と記載されていますね。
この表示はバニラビーンズのみから抽出された天然成分のみしか含まれていないことを意味しています。
安価なカップアイスを含めて大多数のバニラアイスには香料表記がされていますが、この表記の場合は「合成香料」(バニラビーンズの主成分であるVanillin等)が使用されているケースが多いのが現状。
そんな中、ハーゲンダッツバニラの香料はバニラビーンズの天然成分に特化している訳ですから、それだけでもスゴいことです。価格が高めなのもうなずけます。
おまけに使用されているバニラビーンズも半端なものは使っていません。
産地のこだわりもスゴいんです。
バニラビーンズの産地はアフリカ・マダガスカル。
マダガスカル産バニラビーンズは世界でも最高峰の品質とされています。
マダガスカル周辺のコモロ諸島やレユニオン島を含めてブルボンバニラとも呼ばれますが、その中でもマダガスカル産バニラビーンズの品質は広く認知されています。
レッドビーンズにハーゲンダッツのこだわりが!
更にバニラビーンズにはグレードがあることをご存知でしょうか?
・ビーンズの色(レッド、ブラウン、ブラック)
・長さ
・色
・光沢
・幅
・ビーンズの割れの有無
・Vanillin含量
などから格付けされていきます。
日本で主流なのはブラックビーンズで芳醇で甘い香りが特長です。
ハーゲンダッツバニラもてっきりブラックビーンズを使用していると思いきや、違うんですね。
ハーゲンダッツバニラにはマダガスカル産レッドビーンズが使用されています。
ハーゲンダッツの濃厚な味わいのクリームには複雑で深い香りが特長のレッドビーンズがぴったりだったようです。
余談ですが、期間限定でタヒチバニラの商品も出されたことがあります。
タヒチ産のバニラビーンズは生産量が少なく、香粧品のような華やかな香りが特徴で、以前にパティシエの鎧塚さんがメニューに取り入れたことで日本でも注目を集めました。
バニラビーンズには手間暇がかかってる!
バニラビーンズの受粉作業や収穫作業、湯漬けの温度調節など一つ一つ丁寧に職人さんの手作業で行われています。
おまけに、バニラビーンズからバニラ香料が作られるまで、最短約1年半という時間がかけられています。
これで美味しくない訳はありません。知れば知るほど、この手間暇であの価格は安いんじゃないかとさえ思えてきます。だいぶ抑えてあるんでしょうね。
そうはいっても、購入時に勇気のいるお値段なのも事実。
近年の不作の影響でバニラビーンズの市場価格も高騰しています。今後もハーゲンダッツバニラを継続的に楽しむことができるのか少々不安な部分もあります。
まとめ
・ハーゲンダッツバニラの原材料はシンプル
・原材料であるバニラビーンズの産地や成分にこだわりがある
・マダガスカル産のレッドビーンズを使用
・職人さんが手間暇かけてバニラ香料にしている
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